
さすが高野山の中心だけあって、
派手さはないが、重々しく重厚感がある。
元は、豊臣秀吉が亡母のために建立した
「青巖寺(せいがんじ)」という寺だったとか。
そういえば、豊臣の家紋があちこちに・・・と思ったら、違った。
真言宗の宗紋、五三の桐と巴紋だそうだ。
瓦や襖、障子の取っ手、板戸など、あちこちに「五三の右巴」が。

さすが・・・手間もお金も掛かっているなぁ。。。
門前の石段には、両脇に水桶が並んでいる。

朝見たら空の桶が倒してあったので、打ち水に使っているようだ。
元々は馬の飲み水用だったとのこと。
見上げると、寺社の屋根の上にも水桶が。
隣にいたツアーガイドの話を盗み聞きしたところ、
梯子を登り鎖を伝って
屋根のてっぺんの水桶まで上れるようになっているとか。
火災発生時には、この桶を倒して水を撒いたりするらしい。

寺社は雷害が多そうだから、消化設備は大切なのかもなぁ。
建物内部の写真はあまり撮れなかった。
雑巾掛けの大変そうな長〜い廊下。
緩やかな傾斜とカーブが、さらに長さ感を醸しだしている。

広い庭には雌雄一対の龍(140の岩で龍を表現している)。
無造作に置いてあるようだが、計算されているのだろうなぁ。
白砂の中の岩が、霞の中をうねる竜のようで、
何ともいえない迫力がある。


台所もこんなに広い!

板張りの明るい台所、我が家にもこんなのがあったらなぁっ♪
排煙用の換気口があったり、明かり採りの天窓があったりして、
なかなかいい環境だ。
特に気に入ったのがコレ!食品保管棚。

天井から吊り下げられた棚の上部には、
ぐるっと一周障子が張られている。
このヒラヒラの障子のせいで、上から伝い降りようとした鼠は
体重を支えきれずに、滑り落ちてしまうというわけ。
昔の人は賢いもんだなぁ。
この知恵はうちでも活用できそうだ。
この三つの釜で、お米が一度に2000人分炊けるとか。
